【宮古島編】どちらがいい?フリーペーパー&チラシ VS インターネット(Web)広告!
先日、宮古島で事業をされているお客様から広告配信について、
フリーペーパー&チラシとインターネット広告だったらどっちがいいかな?
と質問をいただきました。
その際には、そのお客様に合わせた回答をしましたが、こちらのお客様以外にも、どの広告がいいか、と迷われている方も多いかと思いますので、フリーペーパー&チラシとインターネット広告(以下、Web広告)のそれぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめ、解説をしてみました。
本記事が比較検討の参考になれば幸いです。
目次 ➖
フリーペーパー&チラシのメリット
エリアマーケティングに強いと言われるフリーペーパー&チラシですが、下記のようなメリットがあげられます。
■その地域の人の目にとまりやすい
フリーペーパー&チラシの配布は、地域密着型という事もあり、その地域の人の目にとまりやすい点があげられます。
新規開業のお店であれば、オープン告知やオープンキャンペーンなどの販促がしやすく、短期間でその地域の方に広く周知できる点が魅力です。
特にフリーペーパーの場合には、無料という手軽さから誰でも手に取ることができ、地域情報の情報源として習慣的に読まれることが多いのも特徴です。
Web広告とは違い、そのページを開けば掲載情報を何度も見返すことができるので、セール期間の認知などがされやすいともいえます。
(*Web広告もブラウザへのブックマークやSNS上での保存機能などがあるため、見逃しはされにくくなっています。スマホがあればどこでも確認できるので紙媒体よりも寧ろ、気軽に広告内容を確認されているかもしれません)
■ネットを使いこなせない層へも情報を届けられる
パソコンやスマホなどを十分使いこなせない中高年層は一定数存在するため、中高年層を対象としたサービスやビジネスを行う場合には、フリーペーパー&チラシなどの配布は情報源の一つとして効果的といえます。
中高年層向けのスクールやお稽古、クリニックやスポーツクラブなどの新規集客には、フリーペーパー&チラシなどの配布は現在も強力な集客方法といえます。
■認知度やブランド力を高められる
定期的なフリーペーパーへの掲載&チラシ配布を行うことで認知度やブランド力向上が見込めます。
またザイオンス効果(何度もお店の情報やサービスを目にするうちに好感度が高くなりやすい効果)によって、お店やサービスへの好感を持たれやすくなるといわれています。
(*配布頻度が多すぎるとイメージ悪化となるので注意)
フリーペーパー&チラシのデメリット
続いて、フリーペーパー&チラシのデメリットとなります。下記のようなデメリットがあげられます。
■他のフリーペーパー&チラシにまぎれて読まれない可能性がある
ポストにはフリーペーパー&チラシだけでなく、新聞や手紙、封筒など、様々なものが投函されます。山積となったこれらを見て、煩わしいと思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
大事な書類などは確認されるかもしれませんが、余程の興味や関心を引かない限り、フリーペーパー&チラシは手元に保管されず、破棄されてしまうことがほとんどです。
参考として、チラシの反響率は0.01〜0.3%が目安だと言われていますが、下記の数値を参考とした場合、チラシ配布に掛かる費用に対して、費用対効果が合うかもチラシ配布を行う上で重要な要素となります。
・0.01%の場合、10,000部配布して1件
・0.3%の場合、10,000部配布して30件
上記を目安に費用対効果や採算面も確認してみましょう。
■ポスティング禁止の建物が増えている
最近はポスティング禁止の集合住宅が増えており、フリーペーパー&チラシの強みである地域性が制限される可能性があります。
ポスティングを不快と思う住民も多く、クレームやトラブルに発展するケースもあるようです。
■詳細なターゲティングがしづらい
地域密着型として地域の人に広く周知してもらいやすいフリーペーパー&チラシですが、配布する住民の性別や年齢などを狙ったターゲティングはできません。
まったくターゲットとしていないユーザーにもフリーペーパー&チラシ配布されるため、配布自体が無駄になっている場合があり、余分なコストが掛かっているともいえます。
例)老人ホームの入居者募集のチラシが子育て世帯の家庭に配布されるなど
■情報量の限界
フリーペーパーには多くの企業が宣伝を掲載しています。一般的な掲載枠である1/4スペースで400文字程度。写真画像が入れば、さらに文字数は減ることとなります。
この限られた文字数のなかでお店のサービスや強みを十分に伝えるのは至極難しく、大きな掲載面へ掲出されている競合他社の広告に埋もれてしまうことも充分に考えられます。
■費用対効果の検証がしづらい
フリーペーパー&チラシでは、下記の指標などが計測ができません。
・何人に視認されたか
・どれくらい繰り返し見られたか
・どれだけのお問い合わせを獲得したか
掛かった費用に対して、どれくらいのバック(成果)があったのかを確認できないため、費用対効果が不明瞭になりがちです。
フリーペーパー&チラシの配布自体が目的となってしまい、売上への認識が疎かになっている場合があるので注意が必要です。
Web広告のメリット
インターネットが利用できる環境普及と新型コロナウィルスによるオンラインシフトの後押しも相まって、昨今、急速に市場を伸ばしているWeb広告ですが、下記のようなメリットがあげられます。
■少額から広告配信ができる
Web広告は広告配信が数百円からと少額から始められ、上限金額を設定しておけば、設定金額に達した時点で広告配信を自動的に停止させることができ、予算や状況に合わせた無駄のない広告配信が可能です。
フリーペーパー&チラシとは違い、写真の変更や文言の修正などもすぐに行え、広告配信の変更・停止も柔軟に行うことができます。
■細かいターゲティング設定ができる
フリーペーパー&チラシでは、地域以外の年齢や性別などを指定ができませんが、Web広告であれば、地域だけでなく、年齢や性別、ターゲットとしたい人の興味や関心、Web上の行動履歴などから細かなターゲティングを行うことができます。
サービスや商品に合わせたターゲットを絞っての的確な広告配信が可能なため、高い費用対効果が期待できます。
■成果計測とデータを活用した改善が可能
広告が表示された回数やクリックされた回数、広告経由からのお問い合わせの獲得数など、広告配信によって様々なデータを取得することができます。
フリーペーパー&チラシでは、配布して終始しがちですが、Web広告では、広告配信によって得た様々なデータを活用し、改善を図ることが可能です。
■Google・Yahoo!・instagramなどの主要なメディアやSNSに簡単に広告配信ができる
Web広告では、GoogleやYahoo!、Facebookやinstagram、TwitterやTiKTokなど、インターネット上の人気のメディアやSNSに簡単に広告配信が可能なため、インターネットを利用するあらゆる人々に広告を見てもらうことが可能です。
Web広告のデメリット
Web広告には多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあげられます。
■専門知識が必要
少額から出稿可能なWeb広告ですが、むやみやたらに配信すればいいかといえばそうではありません。
各Web広告媒体には、それぞれのサービスや特徴、仕組みがあり、利用しているユーザー層が異なるため、費用対効果を最大化させるためには、各Web広告媒体についての十分な理解と深い知識が必要になります。また広告を介した成果計測の設定にも専門知識を要します。
■運用のためのリソースが必要
広告の費用対効果を最大化させるためには、各種設定やデータを活用した分析や改善、予算管理も慎重に行う必要があります。運用担当者には幅広い知見が求められ、一定の運用力を習得するには、相応の時間が必要となります。上述のように成果計測の設定にも専門知識が必要となるため、自社運用の場合には、人的リソースの確保も課題となります。
実際に宮古島で広告を打つならどちらがおススメ?
まず大前提として、広告は事業内容やサービス・商品に合わせて用いることが重要です。
フリーペーパー&チラシの反響が多く見込める業種やサービス・商品もあれば、フリーペーパー&チラシの反響が振るわない業種やサービス・商品もあるからです。(Web広告も然り)
■女性専用エステサロンの新規顧客獲得を目的とした場合の例
例えば、個人で営む女性専用エステサロンの新規顧客獲得を目的とした場合、宮古島でのフリーペーパー&チラシは本当に適切でしょうか?
宮古島の場合、*人口が約53,000人、そのうち女性が約26,000人です。(生活ガイド.com調べ)
さらにエステサロンを利用する年代が20~59歳とした場合、*約11,500人(eCitizen.jp調べ)が今回、新規顧客獲得に向けて対象となる人たちの人数です。
この約11,500人のすべてがエステサロンの利用を考えている訳ではなく、ぜひ利用したいと利用意向のある割合は*平均約10%(J-Net21調べ)なので、新規顧客獲得の対象となるのは約1,150人まで絞られることになります。
フリーペーパーの1/4サイズの掲載料がひと月約15万円で契約期間3ヵ月の掲載だとして、45万円の掲載料が発生します。
平均顧客単価1万を目指しているとして、最低45人の新規顧客獲得がなければ、赤字となるわけですが、先程の1,150人の内、45人の新規顧客獲得をしなければならないとなると、約4%のコンバージョン率が必要となり、こちらはかなり達成の難しい数字となります。
上記はあくまで想定数値を用いて、リピート率などの細かな計算は省いていますが、現実味のある数値の一つにはなり、宮古島での女性専用エステサロンの新規顧客獲得にフリーペーパー&チラシは適切かどうかと問われれば、上記計算上では否となります。
これまでエステサロンの新規顧客獲得にフリーペーパー&チラシは相性が良いなどと言われていましたが、実はそうではないこともあり得るのです。
では、Web広告だったらどうなんだ。と思われる方もいるかもしれませんが、実は本記事の冒頭でフリーペーパー&チラシとインターネット広告だったらどっちがいいかな?と相談いただいた方が、上述の女性専用エステサロンのケースだったのです。
弊社では、実際にWeb広告を推奨し、こちらはROAS400%(10万円の広告費をかけて40万円の売上)とフリーペーパー&チラシでは達成が難しいと思われる実績を獲得できており、Web広告が適切であったといえます。
上記はあくまでも参考例となり、飲食店などは、今でもフリーペーパー&チラシ効果は絶大ですし、
広告の手段として、フリーペーパー&チラシを利用することは大変有用だと思います。
ただ、どちらがおススメかと問われれば弊社では、その汎用性や詳細なターゲティングが可能な面などを考慮し、総合的な判断からWeb広告とお答えします。
(エリア、年代・性別、興味関心など、ターゲットユーザーに合わせて、無駄を抑えて配信ができる)
宮古島で広告掲載をしてみたい方、一度、是非ご相談ください
今回、フリーペーパー&チラシ VS インターネット(Web)広告にフォーカスを当てて記事を掲載しましたが、どちらが絶対ということでは決してありません。
最終、事業内容やサービス・商品に合わせた広告選びが重要となります。
弊社では、経験豊富なWebコンサルタント、広告運用者を要しておりますので、適性な広告手段もご案内が可能です。
下記のような方は是非、一度ご相談くださいませ。
・初めての広告掲載をお考えの方
・既存の広告出稿が上手くいっていない方
・とにかく任せたい方
■ Web集客に関するご相談について
ALBA株式会社では、多種多様な事業者様からのWeb集客に関するご相談を承っております。
下記、Web集客対策について、まずはどんなものか詳しくしりたい。あるいは検討中の方は、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
監修者情報
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デスクワークには、無用な筋肉を携えたALBA株式会社の代表取締役!2022年の*ベストボディジャパン那覇大会では初出場で2位を獲得し、全国大会選手に選出。両国国技館で行われた全国大会へ出場しました!
(*歌手の西川貴教さんも出場し、一時話題となったフィットネスの大会)
見た目はナレッジワーカーとは程遠い私ですが、こちらのブログでは正しい Webマーケティング情報をわかりやすく、図説などを用いながら解説、情報発信をしていきます!
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