Webコンサルティングを依頼したい!会社選びは?具体的に何をしてくれるの?
Webマーケティング戦略やWebサイト運営が会社の売上を大きく左右するようになった近年で、注目を集めているのがWebコンサルティングです。WebコンサルタントにWebマーケティングを任せれば、売上の大幅アップを期待できますが、会社選びを間違えると本来期待していた成果を得られなくなってしまう可能性もあります。そのため、会社選びは慎重にする必要があります。しかし、Webコンサル会社によって対応してもらえる業務や費用などの差が大きく、何を基準に選べば良いのかいまいちわからない、とお悩みではないでしょうか。
本記事では、Webコンサルティングを依頼する前に知っておきたい、Webコンサルティングの業務内容や会社選びのポイントを紹介します。Webコンサルティングの費用相場も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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【最重要!】何のためにWebコンサルティングを依頼するのかを明確に
Webコンサルティングを依頼する前に、まず何のためにWebコンサルティングを依頼するのかを明確にしておきましょう。Webコンサルティングで依頼できる業務内容は、SEO対策から売上アップのための戦略立案、Webサイトの改善まで多岐にわたります。また、会社やコンサルタントによって、得意な業務や対応している範囲も違いがあります。そのため、目的を明確にしておかないと、自社のニーズにマッチした会社を選ぶことが難しくなります。
Webコンサルティングを依頼する目的の一例として、以下があります。
- お問い合わせの数を上げたい
- 競合他社と差をつけたい
- 成約率を上げたい
- ホームページを検索上位にしたい
- 広告の効果を高めたい
目的を明確にするために、まずは自社の課題を洗い出しましょう。例えば、売上アップを目標にする場合でも、売上が伸び悩んでいる原因が認知度の低さなのか、商品やサービスに魅力を感じてもらえていないことなのかによって、とるべき対策は変わります。Webコンサルティング会社を選ぶ際は、アクセス数が少なく認知度が低い場合はSEO対策に強い会社を、成約率が低い場合は集客に強い会社といったように、自社の課題に強い会社かどうかを確認しましょう。現状分析と課題の洗い出しから依頼したい場合は、対応範囲の広いワンストップ型の会社を選ぶと良いでしょう。
多岐にわたるWebコンサルティングの業務内容
Webコンサルティングの仕事は一言でいうと「Webを活用して企業の売り上げを向上させること」ですが、その業務内容は多岐にわたります。具体的には、以下のような業務に対応しています。
- 売上向上の戦略の提案
- ホームページの改善
- SEO対策の実施
- 広告の分析・運用
- 市場調査・競合調査
- 施策の分析・改善
- チャネル対策
- Webサイト制作
もちろんこれらすべてを実施するのではなく、企業の現状や課題、予算などに合わせてそれぞれの企業に合った業務を行います。
売上を向上させるためには、アクセス数と成約率の両方からのアプローチが必要です。現状分析からアクセス数の少なさが課題だとわかった場合は、SEO対策を行い、サイトを検索上位に上げアクセス数を増やすことで売上向上を目指します。反対に、アクセス数は十分多いのに成約率が低いとわかった場合は、Google Analyticsやヒートマップを使用してユーザーがサイトを離れてしまう理由を探るなど、Webサイトの改善をメインに行います。
依頼前に知りたい!Webコンサル会社の選び方
先ほどWebコンサル会社を選ぶ際は目的を明確にし、目的に合った会社を選ぶと良いと説明しましたが、ほかにも以下の5点に着目するのがおすすめです。
- 会社と担当者の両方に実績があるか
- 契約前に具体的な施策を提案してくれるか
- 数値目標を立ててくれるか
- 費用内と費用外の対応範囲
- 担当コンサルタントの人柄、話しやすさ
Webコンサルティングは必ず成果が出ると保証されているわけではありませんが、それでも少しでも結果が出せるように、信頼できる会社を選びたいですよね。上記の5点は信頼できる会社かどうかを見極めるポイントとなっているため、Webコンサル会社を選ぶ際はぜひ参考にしてください。ここからは、それぞれのポイントについて具体的にどのような部分をチェックすれば良いのかを解説していきます。
1.実績があるか(会社と担当者)
まずは、Webコンサル会社が公開している実績を確認しましょう。実績を公開していない会社は、公開できるほどの成果を出せていない可能性がありますし、反対に実績が充実しているWebコンサル会社はしっかりと成果を挙げられる力があると言えます。このように、Webコンサル会社選びにおいて、実績は重要な判断基準となります。会社ホームページに公開していなくても、打ち合わせの際に教えてくれることもあるため、気になる会社が実績を公開していなかったら一度問い合わせてみましょう。
また、実績の有無だけでなく、担当した業務内容や業種などもチェックすると良いでしょう。過去に自社と近い業界、業種を担当している会社なら、自社の課題解決にも期待ができそうですね。加えて、過去に担当した会社が、自社と同程度の規模であるかも確認することをおすすめします。
実績を公開していても、公開している実績が数年前のものばかりの場合は注意が必要です。Web業界はトレンドの移り変わりが激しいため、数年前に実績を出していたとしても、現在も同じような成果を出せる会社とは限りません。1年以内に実績を更新しているかどうかも、併せて見ておきましょう。
さらに、会社の実績だけではなく、担当コンサルタントの実績も確認しましょう。実績のある会社を選んでも、コンサルタントの経験が浅いと、ノウハウがないため結果が出づらかったり、ヒアリング力が足りず要望をうまく汲み取ってくれなかったりといったことも起こり得ます。とはいえ、ホームページでは会社の実績までは公開していても個人の実績までは公開していないことが多いです。そのため、担当コンサルタントの実績を調べるには打ち合わせの際に直接たずねる必要があります。
2.契約前に具体的な施策を提案してくれるか
Webコンサルティング選びでは、契約前の打ち合わせがとても重要です。契約前の打ち合わせで要望を伝え、どこまで具体的な施策を提案してくれるかを見極めましょう。例えば、流行りや過去の事例をそのまま流用しているような会社では、きちんと自社の課題に向き合ってもらえるのか不安ですよね。過去のやり方を使いまわすのではなく、企業の現状を理解したうえで施策を提案してくれる会社を選びましょう。
施策提案の際もただ提案するだけではなく、なぜその施策が良いのか、その施策でどこまでの効果が期待できるのか、どのようなスケジュールで実行するのかといった詳細まで伝えてくれるコンサルタントだと信頼できます。また、打ち合わせの時点で業界や市場について知識があったり、調査していたりするコンサルタントだと安心ですね。
3.数値目標を立ててくれるか
具体的な数値目標を立ててくれるかどうかも、判断基準のひとつです。「アクセス数を増やしたい」「売上を伸ばしたい」など、目標が漠然としていると、具体的な施策を立てづらく成果も出にくくなります。そのため、目標は「月間PV数を現在の2倍にしたい」「月間売上100万円にしたい」など、具体的な数値を出すようにしましょう。「1か月以内に」「半年以内に」というように、期間も設定しておくとより明確になって、施策を立てやすくなります。
数値目標は、初めから自社で設定しておいても良いのですが、企業の現状や市場動向に合った現実的な数値を出したい場合は、コンサルタントに相談してみても良いでしょう。市場調査や競合調査をしっかり行っているコンサルタントであれば、具体的で現実的な数値目標を設定してくれるでしょう。
また、KGIだけでなくKPIも立ててくれるかも、信頼できる会社かどうかを見極めるポイントです。例えばKGIを「1か月以内に売上を10%上げる」とした場合、「PV数を30%上げる」「リピート数を5%上げる」「CV数を10%上げる」といったKPIも合わせて設定すると、KGI達成までの道筋がわかりやすくなります。
4.費用内と費用外になる対応範囲を明確に
費用内で対応できる範囲と追加オプションが必要な範囲は、契約前に明確にしておきましょう。一口にWebコンサル会社と言っても、サイト制作や事業計画まで対応している会社から、SEO対策など一部の業務に特化した会社までさまざまな会社があります。また、ほかの会社では費用内で対応してもらえる業務が、別の会社ではオプションとして追加料金が必要な場合もあります。契約前の打ち合わせで見積書を出してもらい、料金に含まれるサービスや契約期間をきちんと把握するようにしましょう。また、打ち合わせの前に依頼書を作成し、一つずつ費用内で対応しているのか確認するのも手です。
場合によっては、依頼したかった内容が予算を大きく超えてしまうこともあるかもしれません。その場合は、無理に高額なプランを契約せずに、依頼内容の優先順位を決めて予算内で収まるプランを選択することをおすすめします。
5.担当コンサルタントの人柄、話しやすさ
コンサルティング業務は人対人のやり取りが基本となるため、担当コンサルタントの人柄や話しやすさも重要なポイントです。円滑なコミュニケーションが取れないとストレスになったり、本来の要望からずれた施策になったりしてしまいます。ニーズを理解し寄り添ってくれる人か、信頼できそうな人か、専門用語を多用せずこちらが理解できるように話してくれる人かを見極めましょう。話しやすさや信頼感は経営者との相性の問題も大きいため、事前に一度直接話すようにしましょう。
ここで注意が必要なのが、打ち合わせで話す営業担当と実際コンサルティングを担当する人が違う場合があることです。打ち合わせの相手が実際の担当コンサルタントなのかを確認し、もし担当コンサルタントとは別の人なのであれば、事前に担当コンサルタントとも話せるようにかけあいましょう。
Webコンサルを依頼したときの費用相場
以下の表は、主なWebコンサルティング業務の費用相場です。
SEO対策 | 月額10~50万円 |
戦略提案・調査 | 月額30~100万円 |
サイト解析・分析 | 月額15~30万円 |
広告運用 | 月額10万円~ |
MEO対策 | 月額2万円~ |
市場調査・競合調査 | 月額10~50万円 |
Webサイトリニューアル | 100万円~ |
Webコンサルティングは月額制の会社が多く、SEO対策や市場調査、競合調査のみであれば月10万円から依頼できます。戦略提案やサイトリニューアルは高額である場合が多く、100万円ほどかかることもあるようです。
また、Webコンサルティングの料金は相談方法や業務の対応範囲によっても変動します。数千円〜5万円程度の安いプランだと、簡単なサイト分析やレポートの作成などは行ってくれますが、チャット相談のみだったり質問回数に制限があったりと、密な相談はできない場合が多いです。反対に、月100万円程度の高額なプランなら、サイト制作やリニューアル、運用までワンストップで行ってくれます。
まとめ
Webコンサルティングの仕事はWebを活用して企業の売り上げを向上させることですが、その業務内容はマーケティング戦略の立案やWebページの改善、SEO対策、広告運用など多岐にわたります。また、Webコンサル会社によってどの業務が得意かはそれぞれなので、狙った効果を得るためには自社の課題を洗い出し、目的を明確にして目的に合った会社を選ぶ必要があります。
Webコンサル会社を選ぶ際は、信頼できる会社かどうかも見極めましょう。具体的には、会社や担当者に実績があるか、契約前に具体的な施策を提案してくれるか、数値目標を立ててくれるかの3点に着目しましょう。実績を調べるときは、自社と似た業種、業界のコンサルティング経験があるか、公開している実績が1年以内のものであるかも合わせて確認しましょう。
契約してから対応してほしかったところが費用外だった、とならないために、契約前に費用内と費用外の対応範囲を確認しておくことも重要です。打ち合わせで見積書を出してもらい、料金内で対応してくれるサービスと契約期間をきちんと把握しておきましょう。また、Webコンサルティングは人対人のやり取りがメインになるため、経営者とコンサルタントの相性も重要です。営業担当と実際にコンサルティングを行うコンサルタントが別な場合もありますが、必ず契約前に担当コンサルタントと話しておきましょう。
Webコンサルティングの費用は会社によってまちまちですが、SEO対策のみ、広告運用のみなど限られた業務のみであれば10万円〜程度で依頼できます。Webコンサルティングは必ず効果が出るとも限らないので、予算に収まるプランを選択しましょう。
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