リスティング広告の費用相場は【20万円〜50万円】リアルな業種事例も解説します!
リスティング広告とは、ユーザーの検索キーワードと連動して表示される広告です。リスティング広告の効果的な使用により、商品の問い合わせや購入数の増加が見込めるようになります。
Webマーケティングを手がける企業にとって、リスティング広告は売上向上を目指すために重視すべき施策のひとつです。リスティング広告導入の検討材料として、広告費がどの程度かかるのかを知っておく必要があります。
この記事では、リスティング広告にかかる費用について詳しく解説します。これからリスティング広告の導入を検討されている企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次 ➖
リスティング広告費を決める仕組み
リスティング広告費を決める仕組みには、オークション制とクリック課金制の2つが絡み合っています。それぞれの仕組みの詳細を解説します。
■オークション制
オークション制では、広告を出したい広告主が、クリック単価としていくらまで支払えるかを提示して入札を行い、複数の広告主によってオークションを行います。その結果、広告に表示する順位が決定される仕組みです。
Google広告を例に挙げて、オークションの流れを説明します。まず、ユーザーがキーワード検索をすると、内容が一致する広告が検出されます。(対象外の広告は除く)
その中から、広告単価・ユーザーの検索状況・広告の品質およびランクの最低基準などを総合的に判断し、広告ランクが高いものが表示されます。
ここで重視されるポイントは、低い入札単価であっても、キーワードと広告が深く関連していれば、検索順位の上位に表示される可能性が高い点です。ユーザーがGoogle検索を行うたびにオークションが繰り返されるため、広告の順位変動や広告の非表示などは日常的に発生します。
■クリック課金制
クリック課金制は、広告が1度クリックされるたびに費用が発生する仕組みです。つまり、検索結果に表示されても、ユーザーがクリックしなければ費用はかかりません。
クリック課金制のメリットは、広告の配信度合いや効果によってクリック数が増えるため、広告の成果が実感しやすい点です。また、他の広告に比べ、高い費用対効果が見込めます。
1クリックあたりの広告費は、広告主によって設定されます。ただし、広告費があまりにも安いと、広告が表示されなくなるため注意が必要です。反対に、ユーザーがクリックできる状態が続く限りは、広告費を払い続けなくてはなりません。この場合、広告費の上限額を決めたうえでの運用も可能です。
【業種ごとの事例も紹介!】リスティング広告の費用相場
リスティング広告を出稿するのに、最も気になるのは、どのぐらいの費用がかかるのかという点ではないでしょうか。リスティング広告にかかる費用相場について解説します。
■おおよその相場は月20万円〜50万円
リスティング広告にかかる費用相場は、月20万円〜50万円程度が一般的と言われています。ただし、これはあくまでも一般的な相場であり、企業の規模や業種、取り扱う商品やサービスなどによって費用が大きく異なります。
リスティング広告に力を入れている大手企業であれば、月に数千万円の費用を投じているところもあります。反対に、中小企業や個人事業者など、小規模で経営している企業では、月1万円程度で広告を出稿しているところも多数見られます。
リスティング広告に予算を充てる大まかなイメージとして、新たにリスティング広告を始めようとする中小企業者は、20万円前後の初動予算から始めるケースが一般的です。一定期間様子を見た後、リスティング広告の成果が出始めると、予算を50万円程度まで増額し、大幅な成果が見込める場合は、100万円程度まで予算を増額することが多いです。さらに、大手の案件や高い成果が見込める案件であれば、100万円以上をリスティング広告に充てる企業も出てきます。
上記のイメージから分かるように、リスティング広告では少額予算から始めることができるため、成果が出た段階で少しずつ増額していくことが可能です。
リスティング広告では、GoogleまたはYahoo!のいずれかの媒体を利用しますが、このふたつでは、関連サイトや検索パートナーなどが異なり、媒体に合わせて予算を使用することもポイントとなります。
【弊社事例】
弊社の事例を一部、業種ごとにご紹介いたします。ご依頼の規模によって予算幅は異なりますので、費用相場の参考程度に留めていただけますと幸いです。
不動産業・リフォーム | 介護・福祉 | エステ・ネイルサロン | 歯科医院・クリニック |
30万円~50万円 | 50万円~300万円 | 20万円~80万円 | 30万円~50万円 |
飲食店 | 士業 | 教育・教室 | 企業求人 |
30万円~50万円 | 50万円~100万円 | 20万円~40万円 | 50万円~100万円 |
上記は一例となりますので、その他、お客様の業種の費用相場をご確認いただきたい場合には、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最低いくらから出稿可能か
リスティング広告の最低出稿金額は、Google広告・Yahoo!広告どちらも設定はありません。このため、いくらからでも出稿可能です。リスティング広告が、企業の業種や規模に問わず始めやすいと言われているのは、最低出稿金額が設定されていないのもひとつの理由です。
ただし、業界によっては1度のクリックで1,000円程度かかってしまう場合もあるため、競合性を考慮したうえでの出稿金額設定が重要です。
リスティング広告では、設定項目としてキーワード以外にもユーザーの年齢層や性別・出稿する時間帯など、細かく設定できます。予算を抑えたうえで広告の効果を高めるために、設定をしっかり行いましょう。
リスティング広告をかける前に抑えておくべきポイント
リスティング広告の出稿目標により、運用内容が大きく変わってきます。このため、リスティング広告をかける前に、目標を明確に決めておくことが必要です。想定される主な目標は、以下のふたつです。
- 売上をアップしたい
- 利益を確保したい
リスティング広告に向いている商材には、粗利やリピート率が高い・季節や期間によってニーズが高まる・競合他社に比べ優位に立ちやすいなどの特徴が見られます。これを言い換えると、ユーザーが自らの願望を叶えるための検索であり、ニーズが明確に可視化できることを意味しています。
ニーズの可視化により、ユーザーの願望が満たしやすくなり、リスティング広告の効果も高まるのです。
リスティング広告の予算を決める計算方法
リスティング広告の予算を決めるには、上記の項で紹介した目標を達成するための計算方法を用いることが大切です。目標ごとに、どのような計算を用いたら良いのか見てみましょう。
サービスへの加入や商品購入などによって売上をアップしたい場合は、目標とするCV数を基準として予算を設定します。例えば、月に100件のCV数を目標として、CV1件当たりの広告費(以下:CPA)を3000円とすると、予算額は以下の式で算出できます。
100件(CV数) × 3,000円(CPA) = 300,000円
利益を確保したいときは、商品やサービスの販売価格から目標の利益額を引いてCPAを算出します。例えば、ひとつ20,000円の商品から、12,000円の利益を目標とし、50件のCV数を獲得したいとするのであれば、予算額は以下の式で算出できます。
(20,000円《販売価格》-12,000円《目標利益額》)× 50件 = 400,000円
上記以外にも、予算の決め方に迷った場合は、運用代行業者への依頼もおすすめです。運用代行業者への依頼については、次の項から詳しく解説します。
運用代行業者に依頼した場合何をしてくれるのか
リスティング広告をこれから始めたい・少しでも効果が上がるリスティング広告の運用を続けたいなど、社内でリスティング広告のノウハウを持ち合わせていない場合は、運用代行業者に依頼すると効果的に運用できます。依頼できる主な業務は、以下のとおりです。
■広告ランクの向上
リスティング広告の効果的な運用には、広告ランクの向上が必要不可欠です。広告ランクは、検索結果における掲載順位を左右する重要な要素であり、広告の成果にも大きく関わってきます。
広告ランクを上げるためには、広告の品質もしくは上限クリック単価(1クリックあたりの最高支払額)を上げることがポイントです。広告の品質を上げるためには、リスティング広告のプロである運用代行業者のアドバイスを受けると、高い効果が期待できます。また、上限クリック単価は、引き上げると広告ランクも上がるものの、あまりにも高い設定では費用対効果が下がります。どの程度で設定すると最も効果があるのか、代行業者に相談できます。
■除外キーワード設定
除外キーワードの設定により、広告を配信するターゲットを効果的に絞り込むことができます。一方で、むやみに除外キーワードを登録してしまうと、顧客獲得の機会を損失する恐れもあります。特に、BtoBの商材を扱っているサイトでは、1件のCVを逃しただけで数千万円の売上を逃してしまうリスクも考えられるのです。
除外キーワードには、設定ルールが細かく決められています。このうち気をつけたいのがマッチタイプ(フレーズ一致・完全一致・部分一致)ですが、通常のキーワード設定と除外キーワード設定では機能が異なります。
特に、これからリスティング広告を手がけようとしている場合は、広告の費用対効果を少しでも高めるために、除外キーワードについての知見を高めなくてはなりません。そのためには、運用代行業者のアドバイスを受けると安心です。
■広告の目的およびKPIの具体的な設定
KPIとは、「重要業績評価指標」(Key Performance Indicator)のことです。目標を達成するための達成度合いの計測や監視に向けた行動指標を言います。KPIの設定により、目標に向けて必要とすべき対策や行動を明確にできます。
運用代行業者への依頼により、広告の配信目的・広告にかけるべき費用・広告によって獲得したりCVに必要な予算など、リスティング広告の効果を高めるために必要な項目が可視化されます。
■LP・バナー・動画の改善
リスティング広告によるアクセスが増えたとしても、CVが増えないと売上増加にはつながりません。ユーザーにとって魅力的なサイトにするには、リスティング広告に加え、LP・バナー・動画も改善していく必要があります。
運用代行業者は、上記の改善についての知見も持っており、改善のポイントについてのアドバイスが受けられます。
【個人での運用には注意!】依頼した場合の費用相場
リスティング広告の運用を代行業者へ依頼すると、運用代行手数料がかかります。代行手数料の最低ラインは5万円とする代理店が一般的に多いようです。
広告費が25万円以上になると、広告費の20%が代行手数料としてかかります。広告費が500万円以上になると、広告費の10%から15%が代行手数料の目安です。
運用代行手数料以外に、初期費用・LP制作費用・広告運用レポート費用・コンサルティングにかかる訪問費用などがかかる場合もあります。これらの費用が、代行手数料に含まれる代行業者もあるため、契約前に必ず確認しましょう。
リスティング広告についてきちんと理解しないまま、個人で運用を始めてしまうと、以下のように大きな失敗を招く恐れがあります。
- LPの設定を忘れてしまった
- 業務対象外であるエリアに広告を出してしまった
- 登録キーワードをすべて「部分一致」で登録してしまった
- 適切な予算設定ではなかった
業者への依頼にかかる費用を節約しようとして、個人で運用する人もいるでしょう。しかし、リスティング広告に関する知識に不安があれば、費用がかかっても代行業者に依頼した方が大きな効果が見込めます。
Google広告・Yahoo!広告どちらの出稿がおすすめ?
リスティング広告を出稿するのに、Google広告とYahoo!広告どちらに出稿すると効果が上がるのか、迷うケースが多いでしょう。選ぶ際のポイントとして、ここでは3つ紹介します。
Google広告とYahoo!広告では、利用者層に若干の違いがあるため、ターゲットに合わせた媒体を選ぶと良いでしょう。Googleは、比較的若年層が多いほか、サラリーマンの利用が多く見られます。一方、Yahoo!広告ではやや高年層が多いほか、主婦層やパソコンユーザーの利用も増えています。
また、リスティング広告をこれから始めるのであれば、Google広告が使いやすいでしょう。Google広告とYahoo!広告の管理画面を比較すると、Yahoo!広告では検索広告の管理画面とディスプレイ広告との管理画面が分かれているため、初めて見ると複雑だと感じるかも知れません。
広告オプションの利用を検討している場合も、Google広告が良いでしょう。Yahoo!広告よりもGoogle広告の方が、利用できる広告表示のオプション数が多いためです。
上記で紹介したように、Google広告とYahoo!広告では利用者層や使い勝手などの面で若干の違いがあります。自社の特徴を考慮したうえで、どちらに出稿するか決めることをお勧めします。
リスティング広告の運用代行でお困りならALBAにお任せください!
リスティング広告の運用代行で不安な点があったり、これからリスティング広告を始めようと考えている企業担当者の方は、ぜひALBAまでお問い合わせください。弊社では、専門チームを結成し、お客様とのスムーズなコミュニケーションによって、効果的なリスティング広告の運用をご提案しています。分かりやすい料金プランで、初めてリスティング広告に携わる担当者の方も、安心してご利用いただけます。
ALBAのリスティング広告運用代行について、さらに詳しく知りたい方は、下記をご参考ご確認ください。
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